院内感染で起こりやすい感染源

院内感染で起こりやすい感染源

こんにちは。

今日は化学blogをやっていこうと思います。

 

今日は、院内感染とはどのような要因で起こるのか、よく起こりがちな感染源について話していこうと思います。

まず、院内感染とは、医療施設において患者が原疾患とは別に新たに罹患した感染症です。もしくは、医療従事者が医療施設において感染した感染症です。退院後などの病院外で発症した場合も、感染が医療施設内であれば含まれます。

発生要因としては、日和見感染の原因微生物、医療施設内の薬剤耐性菌、高齢者、基礎疾患患者、抗がん剤治療患者などの易感染宿主、病原体を排出する感染症患者、保菌者、易感染宿主の同居医師、看護師による媒介さらに、手術、留置カテーテル、中心静脈栄養などの医療処置による媒介など、要因は様々です。

代表例としては、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、バンコマイシン耐性腸球菌、多剤耐性緑膿菌、インフルエンザウイルス、風疹ウイルス、マイコプラズマ、結核菌、麻疹ウイルス、水痘ウイルス、ノロウイルス、腸管出血性大腸炎、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIV、セラチア菌、硬膜製剤を介したプリオン感染などたくさんあります。

 

 

医療現場はこのように様々な病原体にさらされ、感染しやすい患者が多いので、院内感染を引き起こさないために様々な対策を行っています。次の記事ではその対策について説明していこうと思います。