感染症の感染源について

感染症の感染源について

こんにちは。

今日は化学blogをやっていこうと思います。

今回は感染症の感染源について話していこうと思います。

 

まず、病原体とは、宿主に病気を引き起こす微生物やウイルスのことです。

主な性質として、肉眼的に見えないもの、発病の責任因子で、伝染性があるもの、そして、増殖能と可搬性があるものです。例として、細菌、ウイルス、原生動物、マイコプラズマ、真菌、寄生虫、異常プリオン、ウイロイドなどがあります。そして、この病原体が生存、増殖し、生活環を営む場所を病原巣と言います。ヒトや動植物、土壌などが病原巣となります。この病原巣自体が感染源の場合が多いです。

 

では、感染源とは何のことを指すのでしょうか。

病原体を保持し、他へ感染させる恐れのあるものを感染源といいます。例えば、感染症を発症している患者、感染していても症状がない者(キャリアといいます)などがあります。また、狂犬病などの人獣共通感染症では動物も感染源になり得ますし、食品や水などの環境因子もなることがあります。

 

人獣共通感染症とは、ヒトとそれ以外の脊椎動物の両方に感染または寄生する病原体により生じる感染症のことです。 感染している動物との直接接触やその糞や毛垢などを介して再感染が起きます。例えば、狂犬病ウイルスは犬やコウモリなどに噛まれることで感染し、急性脳炎や恐水症状が起こります。また、ある特定の蚊に刺されることにより感染する日本脳炎ウイルスもあります。

他にもダニや猫、鳩の糞、それ以外の感染している動物から病原体をもらってしまうことはあります。動物も人との距離が近いからこそ、気をつけないといけない病気もあるのです。