感染症が起こる仕組み

感染症が起こる仕組み

こんにちは。

今日は化学blogをやっていこうと思います。

 

感染症って聞くと何を思い浮かべますか?今だったらコロナとかインフルエンザとかですかね。そもそも感染症はどのように起きて、どんな原因でかかるのかについて話していこうと思います。

 

感染症とは、微生物などの病原体が宿主体内に侵入し、組織や器官に定着後、その場所で増殖することにより発症する疾患です。

 

感染症は感染してから発症するまでに潜伏期間があり、また感染しても必ず発症するわけではありません。感染して発症する割合を感染発症指数と言いますが、潜伏期間や発症指数は病原体によって異なります。例えば、インフルエンザは潜伏期間が1から3日ほどで、60%くらいで発症します。それに対して、狂犬病は潜伏期間が2週間から8週間とかなり振り幅が広く、100%で発症すると言われています。

 

では、感染が成立するための条件には何があるのでしょうか。

大きく分けて3つあり、感染源、感染経路、宿主の感受性があります。どれか1つでも取り除ければ感染は成立しません。

例えば、食品の衛生管理、患者の隔離、就業や投稿の禁止、消毒や動物駆除などで感染源・感染経路の遮断を行うことができます。また、予防接種によって、宿主の感受性を低下させることができます。

反対に、どれかが高まってしまう場合もあります。免疫能の低下した易感染性宿主は日和見感染を起こしやすいですし、院内感染は易感染性宿主の集まりと感染源が近いです。

そして、国際交通の発達によって感染経路が広域化、高速化したため、便利になるにつれて感染症も広がりやすくなっています。今回のコロナはまさにこれが起きているのではないでしょうか。