後天性免疫不全症候群について

後天性免疫不全症候群について

こんにちは。

今日は化学blogをやっていこうと思います。

今日は後天性免疫不全症候群(AIDS)についてまとめていこうと思います。

 

・概念

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)によって後天的に免疫不全を起こした状態を言います。

 

・病態

HIVに感染した時点では免疫力は感染していない県常人と比べてほとんど変わらず、大多数の感染者は無症状、もしくは特に気づくほどの症状もなく経過します。この状態をHIV感染症と言います。10年あるいはそれ以上かけて徐々にCD4陽性Tリンパ球が減少して、次第に免疫力が下がってきます。免疫が下がることにより、日和見感染、二時性悪性リンパ腫瘍を生じた状態をAIDSと言います。HIVとAIDSはごっちゃにして認識されがちですが、このような言い分けがあるのです。

 

・合併症

日和見感染によりニューモシスチス肺炎やカポジ肉腫、悪性リンパ腫などの悪性腫瘍、サイトメガロウイルスによる身体の異常を起こします。AIDS患者の約40%はニューモシスチス肺炎を起こすと言われています。

 

・治療

抗HIV療法によりHIVの増殖を抑制することで日和見感染やAIDSになることを抑制し、死亡者数を減らすような治療を行っています。逆転写酵素阻害薬やプロテアーゼ阻害薬を使うことでHIVの増殖を抑えます。

 

以上が後天性免疫不全症候群のまとめです。