ネフローゼ症候群について

ネフローゼ症候群について

こんにちは。

今日は化学blogをやっていこうと思います。

今日はネフローゼ症候群についてまとめていこうと思います。ネフローゼ症候群はあまり聞いたことのない疾患ではないでしょうか。

 

・概念

持続性のタンパク尿、それに伴う低タンパク血症、全身性の浮腫、高コレステロール血症などを特徴とする症候群です。

 

・分類

原発系の一次性ネフローゼ症候群と、持続性の二次性ネフローゼ症候群があります。

 

・生理

持続性のタンパク尿のため、血液中のタンパクが低下し、浸透圧が変化するため浮腫が起きます。また、タンパク質が減少することで、肝臓は多くタンパク質や脂質を作ろうとするため、リポタンパク質の合成が進み、コレステロールが上昇することがあります。

 

・基準

1日3.5g以上の高タンパク尿、低タンパク血症(血清総タンパク6g/dL以下・血清アルブミン3g/dL以下)、浮腫、高コレステロール血症などが基準にあります。

 

・治療

おそらく免疫学的な機序で発症していると考えられているため、ステロイドを第一選択とすることが多いです。

 

以上がネフローゼ症候群のまとめです。