炎症性腸疾患について

炎症性腸疾患について

こんにちは。

今日は化学blogをやっていこうと思います。

今日は炎症性腸疾患についてまとめていこうと思います。

 

・概念

消化管に原因不明の炎症を起こす慢性疾患の総称です。一般的には、潰瘍性大腸炎とクローン病のことをさします。この2つについて書いていこうと思います。

 

・病態生理

潰瘍性大腸炎は、若い人に起きやすいとされ、性差はありません。主に直腸に潰瘍を生じる時にこちらをさします。

クローン病も若い人に起きやすいとされ、男性の方が起こりやすいとされています。口から肛門までの消化管全体に慢性肉芽腫性炎症を起こします。

 

・症状

潰瘍性大腸炎では、粘血便、皮膚症状、発熱などが見られます。病変は連続性で筋層まで侵されることは稀です。

クローン病は、発熱や腹痛、下痢の症状があります。病変は不連続性で、消化管全体に炎症が見られます。

この2つの病気で、大きな違いは血便が出るかどうか、炎症の範囲がどのくらいかです。

 

・治療

潰瘍性大腸炎では、5アミノサリチル製剤や、ステロイド、サラゾスルファピリジンなどを使用することが多いです。

クローン病では、まずは栄養療法を第一選択とし、5アミノサリチル製剤やステロイドを使うこともあります。

 

以上が炎症性腸疾患のまとめです。