脂質異常症について
- 2021.08.31
- 化学
こんにちは
今日は化学blogをやっていこうと思います。
今日は脂質異常症についてまとめていこうと思います。
・概念
脂質異常症は血液中のリポタンパク質が過剰や低下した状態のことです。LDLコレステロールは140mg/dl以上、HDLコレステロールは40mg/dl以下、トリグリセリドは150mg/dl以上のラインが診断基準になっています。
この病態の最大の合併症は動脈硬化です。そして、動脈硬化が進行すると、虚血性心疾患や脳梗塞を引き起こす可能性があります。
・治療
・フィブラート系・・・特にトリグリセリドが低下するとされています。副作用に横紋筋融解症が起きることがあり、特に腎障害者では気をつける必要があります。
・スタチン系・・・コレステロールの合成は夜に進行するため、1日1回夕食後に処方されます。しかし、患者さんの飲みやすさにより朝のこともあります。心筋梗塞のリスクを優位に低下させます。こちらの薬剤も横紋筋融解症が起きることがあります。フィブラート系の薬剤とは原則併用禁忌です。
以上が脂質異常症のまとめになります。