下剤の種類と効くまでの時間

下剤の種類と効くまでの時間

こんにちは。

今日は化学blogをやっていこうと思います。

色々ある下剤の中で、どんなお薬がどのくらいで効果があるのか紹介したいと思います。

 

ひとくくりで下剤と言っても、色々な効き方があるので、それぞれ効くまでの時間も変わってきます。

 

例えば、1番早く効くものは、グリセリン浣腸液です。市販でも売っていますよね。だいたい5分以内には効果があります。とにかく今すぐ出さないと苦しい!というときには1番の即効性のある下剤です。

少し前の記事で話した、センノシドは、8時間から10時間くらい、他によく処方されているなと感じる、酸化マグネシウムは1時間から7時間と人によって差が出てきます。

そして、グーフィスという商品名の、エロビキシバットは数日かかることもあります。

 

 

例えば、センノシドは、大腸を刺激することで蠕動運動を亢進させて便を排泄させます。また、酸化マグネシウムは、腸壁から水分を奪い腸管内容物を柔らかくすることにより緩下作用を示します。

そして、グーフィスは、胆汁酸の輸送に関わる胆汁酸トランスポーターの働きを阻害し胆汁酸の再吸収を抑え胆汁酸の大腸への移行を促すことで、大腸管腔内への水分分泌や消化管運動を促進し便秘を改善する薬です。なんとなく、間接的に働くので時間がかかるような感じがしますよね。

 

下剤は自分で選んで買うことのできるOTC薬としても色々あるので、どれが自分にあっているのか、薬剤師さんに相談しながら買うことをおすすめします。