高尿酸結晶、痛風について

高尿酸結晶、痛風について

こんにちは。

今日は化学blogをやっていこうと思います。

皆さんは、高尿酸結晶や痛風と聞いてどんな状態かわかるでしょうか。まず、この2つは何が違うのでしょうか。

 

まず、高尿酸血症は、痛風の概念血中の尿酸値が、性別や年齢を問わず7.0mg / dLを超えている状態のことを言います。そして、この状態が続き、関節等に尿酸が沈着して結晶化し、炎症を起こす病気を痛風といいます。高尿酸尿症や痛風は、女性に比べて、男性に多いです。

 

高尿酸血症は大きく分けて2種類あります。1つ目は、尿酸産生過剰型、もう1つは尿酸排泄低下型です。日本では尿酸排泄低下型の方が多いです。

痛風も2種類あります。原発性痛風続発性痛です。

 

痛風の原因はよく知られていますよね。遺伝的素因により尿酸の産生と排池のバランスが崩れることの他、アルコールの多飲や肉食などのプリン体の過剰摂取や肥満、薬剤、基礎疾患等によるものがあります。

 

痛風はとても痛いというイメージがありますが、高尿酸血症では無症状だそうです。もちろん、痛風になると、痛風結節、急性関節炎発作、痛風腎が3大症状です。

 

痛風の治療では、関節炎発作や痛風腎の発症や進展を予防するために、血清尿酸値を4.0〜6.0mg / dLにコントロールするとされています。その他生活習慣の是正、激しい運動は避けるなどがあります。

 

 

医薬品を使う場合は、コルヒチン(微小管の重合を阻害し白血球の遊走を抑制する。)、インドメタシンナプロキセン等のNSAIDS(COXを阻害する。)、アロプリノールフェブキソスタットトピロキソスタット(キサンチンオキシダーゼを阻害する。)、プロベネシドベンズプロマロンブコローム(尿酸の尿細管再吸収を阻害する。)

 

 

以上が高尿酸尿症、痛風についてと、その治療薬についてです。