食中毒の種類2

食中毒の種類2

次に、細菌性食中毒の原因です。

まずは、サルモネラ属菌です。

分類:感染型原因

食品:菌に汚染された鶏卵、食肉

潜伏期間:6〜72時間

特徴:乾燥に強い

加熱調理が有効

などの特徴があります。

 

次に、カンピロバクターです。

分類:感染型原因

食品:菌に汚染された鶏肉、環境水、牛レバー

潜伏期間:2〜5日(やや長い)

特徴:乾燥に弱い加熱調理が有効

などの特徴があります。

 

3つ目は、腸炎ビブリオです。

分類:感染型

原因食品:海産魚介類など

潜伏期間:8〜24時間

特徴:真水での洗浄、加熱調理が有効耐熱性溶血毒を産生

などの特徴があります。

 

4つ目はセレウス菌です。

分類:感染型、毒素型

原因食品:穀類など

潜伏期間:咽吐型は短く下痢型は長め

特徴:嘱吐型では耐熱性の嘱吐毒を産生下痢型でエンテロトキシンを産生

などの特徴があります。

 

5つ目は腸管出血性大腸菌です。

分類:感染型

原因食品:牛肉

潜伏期間:3〜5日(長い)

特徴:二次感染を起こしやすい

加熱調理が有効

ベロ毒素を産生する

小児や高齢者で溶血性尿毒症症候群の恐れがある。

などの特徴があります。

 

6つ目はウェルシュ菌です。

分類:感染型

原因食品:カレーやシチュー、学校給食

潜伏期間:6〜18時間

特徴:腸でエンテロトキシンを産生1件あたりの患者数が多い

などの特徴があります。

 

7つ目はボツリヌス菌です。

分類:毒素型

原因食品:真空パックの食品

潜伏期間:8〜36時間

特徴:食品中で神経毒のボツリヌストキシンを産生発症数は少ない

などの特徴があります。

 

最後は黄色ブドウ球菌です。

分類:毒素型

原因食品:素手で作ったおにぎりやサンドイッチ潜伏期間:1〜6時間(短い)

特徴:耐熱性の毒素を産生=加熱調理は無効激しい唱吐が主症状人の手指や傷口に存在するため、傷ロのある人は調理しない

などの特徴があります。