職業病って何?

職業病って何?

こんにちは。

今日は化学blogをやっていこうと思います。

皆さんは、職業病という言葉を耳にしたことはありますか?これは文字の通り、その職業についているからこそ起こりやすい病気です。また、それに関する職業でない人にはなかなか起こり得ないものともいえます。今日はこの中からいくつかを紹介していこうと思います。

 

1. 熱中症・・・高温室内、直射日光下で作業することにより発生します。症状としては、熱射病、熱痙攣、熱疲労、熱虚脱などがあります。これは職業病と言っても、経験したことのある人はいるのではないでしょうか。夏に熱中症になる方はよくいますよね。周りの環境や、水分補給など注意していれば防ぐことのできる病気なので、気をつけましょう。

2. ケイソン病・・・潜水時など高圧条件下から急激に常圧に戻る際に血行障害が生じるものです。症状としては、皮膚、運動器、呼吸器症状、中枢神経障害が挙げられます。

3. レイノー症候群 ・・・振動工具の使用などによる局所的な振動によって、手足末端の血行障害が原因となりやすい病気です。振動障害という症状が出ます。

4. 頸肩腕症候群 ・・・VDT作業などによるものです。VDT作業とは、Visual Display Terminalの略称であり、パソコン・ワープロ等の作業のことを言います。症状としては、眼精疲労、視覚障害、頸肩腕症候群、精神神経症状などがあります。これは、現代では感じたことのある人は多いのではないでしょうか。長時間同じ体勢でずっとパソコンと向き合っているのではなく、たまにはストレッチをする。また、目を酷使しすぎないように適度に休憩を挟んで目を瞑るなど、取り入れて見てはいかがでしょうか。

5. 騒音性難聴・・・金属衝突音などへの長時間の曝露によって起こるものです。症状としては、名前の通り、聴力低下・消失があります。一般的に大きい音を長時間聴きすぎるのは良くないですが、この病気になるには80dB以上のかなりの音量であることが多いので、なかなか日常生活では感じないものですよね。

 

 

このように、熱中症や頸肩腕症候群など、日常で感じることの多い病気から、なかなか経験することはないであろう病気まで、本当に様々な症状があります。