ワクチンの種類
- 2021.02.20
- 化学
こんにちは。
今日は化学blogをやっていこうと思います。
前回の記事では、日本の予防接種事情について話しました。今回は、ワクチンには種類があるので、そのことについて話していこうと思います。
ワクチンは弱毒生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドの3種類があります。
まず、弱毒生ワクチンです。このワクチンは、感染しても発症しないように弱毒化した生きた病原体を身体に入れるというものです。
特徴としては、
・増殖能がある。
・病原体増殖こみで成立に1ヶ月かかる。
・原則、妊婦への接種は禁忌。
・細胞性免疫と体液性免疫を獲得できる。
というものがあります。例えば、麻しん、風しん、結核(BCG)、水痘、 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、ロタウイルス、天然痘(疱そう)などが挙げられます。
次に、不活性化ワクチンです。これは、死滅させて増殖能を失わせた細菌、不活性化ウイルスや、副反応を軽減するために有効成分を抽出したものです。
特徴としては、
・複数回接種をする。(1週間以上おく)
などが挙げられます。例えば、百日咳、ポリオ(急性灰白髄炎)、日本脳炎、インフルエンザ、ヒトパピローマウイルス、インフルエンザ菌b型(Hib)感染症、肺炎球菌感染症、B型肝炎、狂犬病、A型肝炎などが挙げられます。
最後に、トキソイドです。これは、病原体が産生する毒素をホルマリンなどで処理して免疫原性を 残したまま不活性化したものです。こちらも不活化ワクチンと同じく、複数回投与をする必要があります。(1週間以上おく)例えば、破傷風、ジフテリアなどが挙げられます。
以上がワクチンの種類です。
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