箱入り猫
- 2021.02.07
- 猫
こんにちは。
今日は久しぶりに猫について書いていこうと思います。
私の家の猫はダンボールがあればいつもそこに入っているくらい箱が大好きです。でもこれは猫を飼っている人なら誰しも見る光景なのではないでしょうか。
やっぱり暗くて狭い場所は落ち着くからなのかなーと思ってみていたのですが、調べてみると、猫がダンボールに入りたがるにはいくつか理由があるそうです。
まずは、もちろん落ち着くからがあげられます。猫は飼っていればわかるようにとにかく何時間も寝る動物です。大体1日に12時間ほど寝るそうなのですが、やはり他の動物からの危険から身を守るために狭いところに入るそうです。確かに、私たちも電車の席に座る際、真ん中より端から埋まっていきますよね、きっと生物はみんな狭くて暗い方が安心するのかもしれませんね。
また、猫はもともと狭い穴を出入りするネズミを捕まえるのが得意な動物だそうです。そのため、小さな箱はネズミの隠れ家を思い起こすのかもしれません。そして、野生の猫のハンティングは待ち伏せ型です。箱の中に入って姿を隠して、そこから獲物が出てくるのを待っているのかもしれませんね。箱から急に飛び出してくるのはもしかしたら私たちをハンティングしているのかもしれませんね。あんなに可愛らしくのほほんとしていてもやっぱり野生の感覚が残っているのでしょうか。
そして、ゴージャスな被毛に覆われている猫ですが、猫にとって過ごしやすい温度は人よりも高いそうです。私の家の猫はとにかくモフモフで暑そうだな、と思っていたのですが、調べてみると、猫の過ごしやすい温度は30度から38度とかなり室温より暑いことがわかりました。
動物が無理をして温度調整する必要がない温度の範囲を「熱的中性域」と言います。これよりも温度が高いと人では汗をかいて体を冷やしたり、逆に温度が低いと体を震わせて熱を産生したりして、体温を調整します。そのためこの数値により動物が快適に過ごせるおおよその温度がわかります。つまり、猫の熱的中性域は30〜38度なのです。
ちなみに人の熱的中性域は裸で27〜32度ですので、着衣ではもう少し低くなり、24度前後に室温が設定されていることが多いです。したがって、猫は日頃から少し肌寒く感じている可能性があります。そう考えると保温性の高いダンボールの箱などが特に好まれるのは、より暖かいからなのかもしれません。猫はもともと暑いところにいた動物だとは知っていましたが、思っていたよりも温度が高い状態を好むことを知って驚きました。
いつも、あら可愛いと思って見ていた行動ですが、調べてみると色々理由があったことを知りました。やはり猫は可愛いですね。
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