妊娠中に注意のいる漢方薬
- 2021.02.06
- 化学
こんにちは。
今日は化学blogをやっていこうと思います。
今日紹介するものは、妊娠している方が飲むには注意の必要な漢方についてです。妊娠していると飲むことのできない薬がありますし、子供に影響が出ないか、心配なことが多いですよね。なので今日は、妊娠中に使ってはいけない漢方薬、気をつけたほうが良いものを紹介していこうと思います。基本的には薬剤師や医師に聞けばよいのですが、できるだけ自分でも気をつけるようにしてみてください。
ある統計によると、妊娠中の風邪については漢方療法を希望する患者さんが84%に達すると言われています。これは、有名な風邪薬のPL顆粒を始めとする現在の西洋医学の総合感冒薬(風邪薬)がいずれもヒスタミン配合など、催奇形性の恐れがある薬物を含んでいるためです。このため、妊娠中には使われず、漢方薬に需要が集中しているのです。
まず、使ってはいけない漢方は、はず、牽牛子、大戟、商陸、甘遂、水蛭、しゃ虫、三稜などがあります。
どの漢方も聞き馴染みないものばかりだと思います。しかし、聞き馴染みのない通り、基本的に、よくある風邪薬には配合されていないです。
そして、注意の必要な漢方は、牛膝、大賞、桃仁、芒硝、牡丹皮、附子、はとむぎ、半夏などです。
例えば、牛車腎気丸に含まれる牛膝は、流産を促進すると記載があるので避けるべきです。
また、甘草や人参もむくみを促進し、血圧を上昇させるため、妊娠中に高血圧、むくみをきたし、妊娠中毒症を起こしやすい人には慎重に使わなくてはいけません。
そして、ハトムギは、現在健康食品としてお茶代わりに使われています。しかし、ハトムギは子宮を興奮させ、流産を促進させる作用があります。そのため、妊娠中はお茶に関しても服用を避けてください。
以上が妊娠中に避けたほうが良い漢方です。あまり神経質になりすぎることはよくありませんが、薬や、ハーブティー、お茶に関しては気を使ってみても良いのかもしれませんね。