漢方医学における診療の仕方②
- 2021.01.30
- 化学
こんにちは。
前回の記事で漢方医学においての診療の仕方の1部についてお話しましたが、今回はその続きをやっていこうと思います。
四診のうちの残り、聞診、問診、切診です。
聞診とは、聴覚と臭覚による情報収集の仕方です。患者さんの喋り方や声のはり、問いかけに対する応答から現在の状況を推察します。また、呼吸音や腸音、体臭や息の匂い、排泄物の匂いから情報を得ることができます。例えば、副鼻腔炎や肺化膿症などで膿が溜まっている場合にはにおいがすることがあります。
次に問診です。問診とは、一般的な病歴の聴取、自覚症状の質問のことを言います。問診だけで80%の診断が確定すると言われているほどです。
最後に切診です。これは、手で実際に患者さんの身体に触れ、情報を集めることを言います。代表的なものとして、手足を中心とした「触診」、手首の「脈診」、腹部全体を見る「腹診」があります。
このようにして、患者さんの色々なとこをを観察し、患者さんにあった処方を行うことができるのが漢方医学なのです。
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