西洋医学と漢方医学の肝臓の違い

西洋医学と漢方医学の肝臓の違い

こんにちは。

今回の記事では、西洋医学と漢方医学の五臓の1つである、肝臓の考え方の比較をしていこうと思います。

 

簡単に図で紹介すると、このような感じになります。臓器の中でも、肝臓は多くの機能を持つ器官になります。例えば、心臓は血液を送り出すポンプの役割ですし、肺はガス交換を行う器官です。

 

まず、西洋医学の肝臓の機能は、抗体産生、グリコーゲンを作る(糖質代謝)、解毒機能、ホルモン代謝、温熱産生、ビタミンの活性化と分解、胆汁を作る、門脈からの栄養を処理する、蛋白・脂質の代謝を行うなど、たくさんの機能があります。そして、解剖学的な1つの内蔵単位としてとらえています。

 

それに対して、漢方医学の肝臓の機能は、怒りの感情をコントロールする、血を蓄える、魂を蓄える、作戦を練る、筋を支配する、爪を支えるなどの機能があると考えられています。肝臓は将軍のような働きをするイメージです。

 

このようにして、同じ肝臓という臓器なのに、全然違う捉えられ方をしていて不思議ですね。