漢方の基本用語と基礎理論

漢方の基本用語と基礎理論

こんにちは。

漢方医療の用語ってなんだか古典のような言い回しで、よくわからないことはありませんか?私自身、勉強していて、「あれ?文系になったんだっけ?」と思ってしまうくらいでした。今回の記事では、漢方薬を自分で勉強していく時に少しでも理解できるように説明していきたいと思います。

 

 

まず、基本の用語です。

証・・・総合的な診断結果

気血水・・・体のバランス

四診・・・診断方法

陰陽、虚実、表裏、寒熱・・・診断のものさし

六病医・・・病態の変化

 

 

漢方の基本理論は、心と体は一体であるという、心身一如という考え方です。ある病気に対して出現する複数の病状を漢方独自の概念である虚実、陰陽、気血水、五行などによって総合的に診断した診断結果のことを証といいます。

 

気血水は、生体内をこの3要素が体内を循環することによって生命活動が維持されるという考えです。気とは、目に見えない生命エネルギーのことで、主に精神的なものを言います。血と水は、体を潤し、栄養を与えるもので、赤いと血、透明だと水と表されます。血の異常は、貧血、月経障害、栄養障害があげられます。水の異常は、めまい、立ちくらみ、嘔吐などがあげられます。

 

 

次の記事では、陰陽、虚実、表裏、寒熱などの診断のものさしについて話していこうと思います。