肝炎について①
- 2020.05.23
- 化学
こんにちは。
今日の化学blogは肝炎についてお話していこうと思います。
肝臓は門脈と固有肝動脈から血液を受け入れています。解毒、薬の代謝、グルコースをグリコーゲンにして蓄積、アミノ酸などの栄養吸収などの働きをしています。急性肝炎は一過性の症状が6か月以内に治まる肝炎をいい、原因の多くはウイルス性です。ウイルス性肝炎には3種類あります。A型、B型、C型です。これらの肝炎にはそれぞれ特徴があります。
A型は、原因のウイルスはピコルナウイルスで、遺伝子はRNAです。感染経路は経口で、肝細胞癌になることは少ないです。また、劇症化もしにくいです。
B型は、原因のウイルスはヘパドナウイルスで、遺伝子はDNAです。感染経路は血液で、肝細胞癌になることはわりとあります。また、劇症化もしやすいです。
C型は、原因のウイルスはフラビウイルスで、遺伝子はRNAです。感染経路は血液で、肝細胞癌になることはわりとあります。また、劇症化はしにくいです。そのかわり、慢性化しやすいのが特徴になっています。
肝炎の起き方は、まず、ウイルス感染し、肝細胞内でウイルス感染細胞が増えると、CTLがウイルス感染細胞を攻撃し、壊れます。さらに、マクロファージもやってきて攻撃します。このように周りの免疫によって細胞が壊され肝炎になります。
ここからは、A型肝炎を説明していきます。症状はHAVによる疾患で、発熱を前駆症状とします。倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、黄疸、褐色尿などのよく肝炎になるときの症状が起きます。感染経路は、主に魚介類(主に牡蠣)の生食が多いです。予防するには、手指消毒や加熱調理でできます。主な治療は、安静にすることと、たんぱく質の摂取を減らして、糖質主体にすることです。
今日はA型について説明していきましたが、次の記事ではB型、C型について話していこうと思います。
-
前の記事
フレンチトースト専門店 2020.05.23
-
次の記事
肝炎について② 2020.05.23