抗酸化物質①

抗酸化物質①

こんにちは。

 

今日は抗酸化物質について話していこうと思います。抗酸化物質とは、分子内に複数のフェノール性水酸基を持つ植物成分の総称です。アントシアニンカテキンイソフラボンなどどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。これらは全て抗酸化物質と言われています。

 

 

アントシアニンは、ブドウの果皮などに含まれる赤紫色の水溶性フラボノイドです。視神経色素ロドプシンの再合成を促し、眼精疲労を回復し、視力を改善する機能性表示食品の機能成分です。ブルーベリーは目にいいよ!と言われるのはこれがあるからだと思います。

 

カテキンは、緑茶に含まれる苦味渋味を有するフラボノイドで、エピカテキンを含みます。抗菌、血圧下降、血中高コレステロール値・血糖値調節などの多彩な作用が報告され、脂肪燃焼を促す機能が認められた特定保健用食品の機能成分です。ちなみに、烏龍茶に多く含まれる、カテキン類が結合した重合フラボノイドは抗酸化活性を有し、腸管からの脂質吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪値の上昇を抑える特定保健用食品の機能成分です。これを、重合ポリフェノールと言います。

 

イソフラボンは、大豆に含まれ、エストロゲン様作用を持つフラボノイドです。エストロゲンの減少による更年期症状や骨粗鬆症を緩和する機能が認められた特定保健用食品の機能成分です。

 

コーヒーに含まれる苦味成分をクロロゲン酸と言います。これは、抗酸化作用や脂肪燃焼作用が知られる特定保健用食品の機能成分です。また、ウコンに含まれる黄色色素であるクルクミンは、抗酸化作用のほかに、肝機能改善作用が知られる機能性標示食品の機能成分です。

 

 

他にも抗酸化作用のある物質としてカルテノイド類があげられます。この説明は他の記事でしたいと思います。

普段の食事から体に良い成分を積極的に取り入れることは大切なので、どんなものに含まれている何がどこに効くのかをよく知っておくことが健康への第一歩になると思います。