食中毒から身を守るために・・・
- 2020.04.27
- 化学
こんにちは。 だんだん暖かくなってきたので、今日は食中毒について話していこうと思います。 食中毒と言っても、原因菌は様々で、細菌性食中毒でも、黄色ブドウ球菌、ウェルシュ菌、赤痢菌、カンピロバクター、腸炎ビブリオなど様々です。これらの菌はそれぞれ特徴があり、菌によって予防法も変わってきます。 黄色ブドウ球菌は、人の皮膚や粘膜などに常在している菌で、食塩耐性があります。手指 […]
こんにちは。 だんだん暖かくなってきたので、今日は食中毒について話していこうと思います。 食中毒と言っても、原因菌は様々で、細菌性食中毒でも、黄色ブドウ球菌、ウェルシュ菌、赤痢菌、カンピロバクター、腸炎ビブリオなど様々です。これらの菌はそれぞれ特徴があり、菌によって予防法も変わってきます。 黄色ブドウ球菌は、人の皮膚や粘膜などに常在している菌で、食塩耐性があります。手指 […]
こんにちは。 今日は患者に優しい製剤を作るための工夫(DDS)について話していこうと思います。 この工夫は、薬物を標的作用部位だけに、必要な時間だけ、必要な量だけ送り届けることを目標にしたものです。例えば、現時点では腫瘍細胞だけでなく、正常細胞にも殺細胞的に作用する抗がん剤の場合、患者の腫瘍細胞のみに腫瘍細胞が死滅するのに必要な量だけ、薬物を送り込むということです。このデリバリーが完 […]
こんにちは。 去年、天然物の実験の途中に漢方の代表的な風邪薬である葛根湯、小柴胡湯、小青龍湯、麦門冬湯、香蘇散、および、代表的な胃腸薬である、桂枝人参湯、安中散、六君子湯、半夏瀉心湯を煎じて煎液を飲み比べして、友達みんなで食レポ大会をしました。その時に私がおいしかったものと、2度と飲みたくないものを紹介していきたいと思います。 私が1番美味しいなと思ったのは、香蘇散です […]
こんにちは。 今日は臓器提供について話していこうと思います。 我が国に限らず、臓器を必要としている患者(レシピエント)に対して、臓器を提供する人(ドナー)の人数は大幅に足りていません。もちろん心臓など、提供する状況が限られてしまうものが足りないのはわかりますが、他の臓器が足りないのはなぜなのでしょう。その答えは拒絶反応にあります。 基本的にドナーの移植片はレシピエントに […]
こんにちは。 この前の投稿で花粉症はアレルギーの1種で、自分の免疫が過剰に働くために症状が出るということを説明しましたが、同じ発症機序の疾患は他にもあります。 関節リウマチ、バセドウ病、重症筋無力症などの名前をどこかで聞いたことはないでしょうか。これらはアレルギーと似た発症機序の自己免疫疾患と言われています。 アレルギーの型にはⅠ~Ⅳあると説明しましたが、そのうちのⅡ型 […]
こんにちは。 この前の投稿でアレルギーにはⅠ~Ⅳ型があると説明し、Ⅰ型についてはどのようなものか述べましたが、他のⅡ~Ⅳ型についてはまだ述べていなかったので今日はそこについて説明しようと思います。 Ⅱ型は自己抗原に対する抗体産生をし、自己抗原を有する自己組織への抗体結合が起きます。すると、抗体を目印にしたマクロファージやNK細胞による抗体依存性細胞性細胞障害が起きます。 […]
こんにちは。 私たちが日常的に飲んでいるお薬は、実は私たちの体により効率よく効くために様々な工夫がされているのです。 今回はその工夫を化学的な面からみていきたいと思います。 皆さんは「プロドラッグ」という言葉を聞いたことはありますか? プロドラッグとは、体内で代謝されてから作用を及ぼすタイプの薬のことです。高い薬理活性をもつ化合物でも、投与した後消化管内や肝臓で分解され […]
こんにちは。 春は過ごしやすい気候で、自然も華やかになり、気分までウキウキになってくる、そんな季節ですよね。しかし、その中でも、春は嫌いだ!だって花粉症が辛いもん!!!そんな人も多いのではないでしょうか。 では、そもそも花粉症とは何なのでしょうか。 花粉症はアレルギーの1種です。アレルギーとは、過敏症のことで、やりすぎちゃった免疫反応により、自分の体が傷つけられてしまう […]
こんにちは。 「お薬は水、もしくはぬるま湯で飲んで下さいね。」このセリフを1度は聞いたことありますよね?頭ではわかっていても、苦いから、水の味が嫌だから、などの理由でジュースで飲んでしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、その行為は想像以上に危険なのです。 体内に入った薬物は、酵素によって代謝され、体内からなくなります。体内にある様々な酵素のどれに代 […]
こんにちは。 「お酒は飲めば強くなる」誰もが一回は聞いたことのあるセリフではないでしょうか。お酒が弱い人からしたら、飲めないものは飲めないんだ!って思いますが、お酒は本当に飲めば強くなるのでしょうか。 まず、肝臓でアルコールを分解していく経路には大きく2つあります。 1つは、アルコール脱水素酵素と、アセトアルデヒド脱水素酵素の働きによるものです。この2つの酵素が体内で作用して、アルコ […]